図書館戦争 THE LAST MISSION

この映画を観る前は、

設定にさすがに無理があるんじゃないか

と少し思いながら観始める。


しかし、すぐにその思いは杞憂に終わる。


今回も扱うテーマが重い。

表現の自由を守りながらも

その意義に疑問と限界を感じた者

それでもなお、

この矛盾に満ちた世界の中で

立ち止まることなく行動することを選んだ者

世界を良くしたいと思いながらも、

選ぶ手段が様々なことが

リアルに迫って来る。


正義と悪ではなく、

多くの正義がある。


そんな中で、専守防衛を愚直に貫く

図書隊の姿は清清しく映る。


終映後、拍手をする方がいたが

思わず拍手したくなる作品だった。